北欧デザインを世界に広げた大企業「IKEA」と、エレガントなデザインが特徴的な仏自動車メーカーの「ルノー」。
そんな両者がEV車をデザインしたら、どうなるのか?
本当に公式による作品かと間違えるようなクオリティの高い「if」設定のコンセプトカーが、米国のデザイナー学生Ryan Schlotthauerさんから発表され、大きな話題となっているようだ。
「Höga」と名付けられたこのコンセプトカーは、バウハウスの合理性・機能主義からも影響を受けていると書かれているように、とにかくデザインの美学が大きく詰まったこだわりの車。
IKEAの家具と同様に、DIYで組み立てられることを念頭に置かれて設計されており、配送コストまで計算され、最初は小さな木製コンテナに詰められている。
車は全部で374個のパーツから構成されており、特徴的な青・赤・黄色のカラーリングは、それぞれ快適さ・技術・コントロールに関連するパーツであることを示す機能も。
ドアは前後に大きく開く設計で、大きな荷物を載せるのも簡単。インテリアのカスタマイズ次第で、用途にあった使い方ができるようだ。
これほど細部まで計算されたデザインコンセプトだが、もちろん実際に発売される予定は無い。
Schlotthauerさんは、もし発売するのであれば、6500ドル(約71万円)ほどで販売できると見積もっているようだ。
ところで「IKEA」と言えば、過去には実際に自動運転の車のデザインを発表したことも。一体、近未来の都市はどのようになっているのか。想像するだけでも面白い!