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同大学のキャンパス内で不用品の売買取引ができるアプリ。

Locolist」というアプリには、不用品の個人売買を促進する「フリマ機能」がありますが、それだけなら特筆すべきものではないかもしれません。このアプリのすごさは、ターゲットとして絞り込んだ利用者の需要が高いことです。特にアメリカの大学生が、大学内で教科書の個人売買を行うツールとして重宝されています。

アメリカの大学で使われる教科書は学生にとって高価なため、これまでも古本屋やオークションで売却して、新しい教科書の購入費の足しにされていました。ただ、同じ教授の講義で同じように使われる物ですから、使い終わった教科書は学内で回したほうが効率的です。Locolistはここに目をつけました。

Locolistに「大学のドメイン付きメールアドレスを登録」しておくと、同じキャンパス内で取引相手を見つけたときの「仲介手数料が無料」になるのです。また、取引相手が見つからなかった場合は、Amazon社が提供する「不用品買取サービスに自動登録」できるしくみも用意されています。

不用になった教科書の買い手を探しやすく、手数料がゼロになる特典があり、買い手が見つからなかったときは広い市場に出品できる。この利便性の高さが学生に喜ばれ、口コミで広がったといえるでしょう。

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