海外トピック・トレンド

日本でもチャンス、海外で伸びる月額定額制ワーケーションビジネス

欧米での新しいワーケーションビジネス―、ワーケーションサブスクリプション

デジタルノマド人口の増加に伴い、欧米ではワーケーションサブスクリプションと呼ばれる新しいワーケーションビジネスも生まれ始めています。国内外を移動しながら働き生活をする人々向けの月額定額制ワーケーションサービスです。

2015年にパナマで設立され、現在ロンドンに本社を構えるSelinaはブラジル、アルゼンチン、コロンビアなどの南米や、コスタリカ、パナマ、グアテマラなどの中米、そのほかアメリカ、ロンドン、ポルトガル、イスラエルを中心に19か国76拠点で定額制ワーケーション施設を運営しています。月額ユーザーは例えばコスタリカを旅した際、コスタリカの主要4都市8拠点にあるSelinaのワーケーション施設を自由に使うことができます。Selinaは2019年4月に1億ドル(約104億円)のシリーズC調達ラウンドを終え、累計で2億2,500万ドル(約235億円)の資金調達を行っています。

日本の場合、有給休暇の取得率、リモートワーク率など先進国の中でも、断然に低いのが実情であり、経済活性化・地方活性化の鍵は、業務のリモートオペレーションの実現、有給休暇に対する企業意識に他ならない。

日本の情勢を考えると、従業員の定着率とモチベーションアップには抜根的な福利厚生も重要と考える。