BMWは6月28日、ドイツで開催した「Esports Boost」において、eスポーツ向けの次世代シートシステム、「ライバルリグ」をワールドプレミアした。
ライバルリグはBMWのエンジニアが、BMWグループのイノベーションスタジオ「デザインワークス」と共同開発した。BMWグループの仮想テクノロジーファクトリー、「RIVALWORKS」の最初の製品となる。ライバルリグは、多機能のゲームハードウェアとなっており、「ゲームパフォーマンス」、「プレイヤーの健康」、「オープンソース」が重視されているという。
ライバルリグの新機能には、空調制御システム付きアダプティブシートがある。たとえば、ゲーム中に背中の温度が上昇した場合、ゲーマーに冷たい空気を供給する。アームレストに圧力がかかると、空気圧式エアパッドがアームレストを下げる。AI(人工知能)制御と電気機械式アクチュエーターにより、ライバルリグがひとりひとりのゲーマーに適合するという。
ライバルリグは、オープンプラットフォームとしても設計されており、将来的には、コミュニティ、ゲームプラットフォーム、サードパーティのハードウェアやソフトウェアプロバイダーからのアイデアなどが組み込まれる予定という。
デザインワークスのHolger Hampf代表は、「目標は、ゲーマーが完全に没頭し、無重力感を体験できるような快適なシート。適格な手の姿勢、頭の動きを作り出すことができる」と語っている。
参照:Responseより